これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

妻の母校の前を通った

一昨日、アルバイトをする場所が、妻が昔、通っていた大学の近くだった。


妻の学生時代はどんなだったろうかと考えながら
大学の校門前を、通り過ぎた。


結婚当初、妻は、「昔の写真はすべて捨てた」と私に話した。
そのため、妻の小さい頃から20代にかけての姿を
私は知ることが出来ない。


なぜそのようなことをしたのだろう。


それまでの人生がいいものでなかったのか?
私との生活で人生を一からやり直したいと思っての行為だったのか?
妻は説明をしなかったので、理由は分からない。


しかし、学生時代のことは少し聞いていたが、特に悪いことは聞いていない。


この日は、不思議と気持ちがよく、体がサクサクと動く一日だった。
妻が亡くなってからは、毎日がモヤモヤとして、鈍重な感じが続いており、
この様な日は初めてのように思う。


どうしてだろう?


その時、ふっと感じた。


私の体の中にいる妻の影響ではないか。


久しぶりに母校を見て、懐かしさからくる妻の喜びが、
私の体で体現されたのか。


そうだとしたら、妻は私の体の中にいる。


今後は、妻が喜びそうな所に行くことも、
意識的に生活の中に取り入れていきたい。

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