これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

今日は、2年前、妻が癌の告知を受けた日

2017年5月23日、妻は余命1年のがん告知を受けた。
今日で丁度2年が過ぎたことになる。


この2年という期間は、私の場合は短く感じ、
つい最近の出来事のように感じる。


それを聞いた時の私のショックの大きさ、妻の様子、
はっきり脳の中に残っている。


その時私はとっさに、神様の存在が頭に浮かんだ。
妻と私の命の差し替えが可能なら、
今すぐにそうしてほしいと思った。


私にとって、
自分の命なんて小さいもので、重要ではない。    
それに対し、妻の命は果てしなく大きいもの      
そう思っている。


妻の姿が無くなる。そんなことがほんとにあるのか
どうしたら奇跡を起こすことが出来るか、
真剣に考えた。


余命1年だが、少しでもその1年を超えるためには何をすればいいか
毎日考えていた。
しかし、1年どころか4ヶ月半で妻は旅立った。


余命を超えて長生きする人は確実に存在する
テレビなどで、そういう人を見ていると


強い体力、生き続けたいという強い気持ち
を持っている点に、共通性がみられる。


妻はよく自分のことを“虫の息”という言葉で表現して、
私を笑わせていた。
面白い表現をするなと思っていた。


言葉の通り、生命力が弱く、
更に生きづらさを抱えていたこともあり、
生への執着が弱い人だったように思える。
でも、生きたいという気持ちは持っていたはずだ。


そういう人だったから余計に助けたいという気持ちにさせられた。


でも、助けられなかった。


今、妻に対して出来ることは、
ただひたすらに想いを寄せ続けること
ぐらいしかない。

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