これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

妻との不思議な繋がり

妻と私には多くの偶然があった。


私は32歳の時、転勤で大阪から東京に移ってきた。
そして、駅の南口からメイン道路を南へ8分ほど歩いたところの
アパートに住み始めた。


その頃、妻は、同じ駅の南口を出てメイン道路を南へ10分程歩いた所の
マンションに家族で住んでいた。


ここに住んでいる間はお互いに知らないどうしであった。


駅までの行き帰り時、このメイン通りで何度かすれ違ったり、
通勤の時、満員電車の中で隣どうしになり、
体が触れ合っていたかもしれない。


その1年半後、私は転勤のため、横浜市にある社宅に住むようになった。
そこの駅は、妻が学生時代通っていた駅であった。


私が高校を出るまで住んでいた県と、妻の父親が生まれた県とが隣接していて
それぞれのお墓は県境に位置しており、すぐ近くである。
妻とは、出身地とは関係ない出会いだったので、これも偶然だ。


妻の学生時代に一番仲が良く、いっしょに行動していた同級生の
出身校が私の出身校だった。
これも確率的には稀である。


このような不思議な繋がりは、私にとって今後の数少ない希望となる。


この繋がりが今も継続していて、
何十年後であってもいい、
いつか再びそれを感じる出来事に出会うことを待ちつつ
毎日を過ごしていきたいと思う。

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