これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

家族の力

オリンピックも終盤となった。
試合を終えた選手が、オンラインで家族などと会話できる取り組みが
導入されている。


インタビューに答える家族、そして、家族と言葉を交わす選手、
お互いいい表情で、家族の繋がりが、印象に残った。


見ている側からも、オキシトシンがいっぱい出て、
心が温かくなった。


4つの金メダルを取った、柔道の阿部兄妹、レスリングの川井姉妹の
兄弟愛も、心温まるものがあった。


もしかしたら、世の中で、最も力があるのは、
“家族愛”かも知れないと思わせるものだった。


別のニュースから、


コロナの水際対策により、家族が入国出来ないという理由で
オリックス、巨人、西武の外国人選手が、自らの意思で次々と退団し、
家族の元へ帰って行った。


多くの日本人にとっては、考えられない行為であり、
「何考えているんだ」と思っている人もいるだろう。


家族との時間をとりわけ大切にする外国人選手ならば、
それほど驚くことでもないと考える。


彼らにとって、「仕事」よりも「家族」が大切なのだ。


私の場合は、その選択を肯定的に捉えている。


個人的な考えだが、「仕事」を優先する人よりも、
「家族」を大切にする人の方が、
人間的に進化してしてるように思える。
(ただし、家族を養うために、仕事を優先せざるを得ない人がいることは
分かっている)


翻って、私はどうか、
紛れもなく、一人であり、家族は存在しない。
オキシトシン(愛情ホルモン)を分泌する場面がない。


「あの世」と「この世」をオンラインで繋ぐ
両者の距離を埋める技術は出ないものか。


技術とは関係なく、
存在しない場所とは、繋がらないということか。

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